天然セラミドクリーム選び方と効果

天然セラミドクリーム選び方と効果

天然セラミドクリーム選び方と効果

高価な天然セラミドクリームを毎日使っても、4割が手のひらに残るので効果半減です。


この記事の3ポイント要約
🔬
天然セラミドとヒト型セラミドの違い

天然セラミドは馬由来で価格が高く、ヒト型セラミドは人の肌構造と同じで保水力が15倍も違います

💰
セラミド配合量の見極め方

成分表示の順番で配合量を推測でき、1kg約1億円のセラミドは0.4%程度の配合でも十分な効果があります

効果的な使い方と注意点

化粧水の後10分以内に使用し、手のひらで伸ばさず直接顔に点置きすることで浸透率が大幅アップします


天然セラミドとヒト型セラミドの違いを理解する


セラミドクリームを選ぶ際、最初に知っておきたいのが「天然セラミド」と「ヒト型セラミド」の違いです。この違いを知らないと、高額な製品を買っても期待した効果が得られないことがあります。


天然セラミドは、馬や牛などの動物の脳や脊髄から抽出されたセラミドです。別名「ビオセラミド」や「セレブロシド」とも呼ばれ、人の肌に存在するセラミドと構造が近いため、一定の保湿効果が期待できます。かつては牛由来が主流でしたが、BSE問題の影響で現在は馬由来が中心となっています。


これは効果が高い成分です。


ただし、天然セラミドの原料となる馬の脊髄は希少で、抽出工程も複雑です。その結果、セラミド1gあたり約10万円、1kgでは約1億円という驚異的な価格になっています。この高コストが製品価格にも反映され、天然セラミド配合のクリームは総じて高価格帯になりがちです。


一方、ヒト型セラミドは酵母などを利用して合成されたセラミドで、人の肌に存在するセラミドと同じ分子構造を持っています。成分表示では「セラミドNP」「セラミドAP」「セラミドEOP」といった名称で記載されます。人の肌との親和性が高く、角質層への浸透力に優れているのが特徴です。


保湿力が基本です。


さらに注目すべきは「天然ヒト型セラミド」という新しいタイプのセラミドです。これは醸造発酵粕から精製された世界初のセラミドで、人のセラミドとほぼ同じ分子構造でありながら、純度90%を実現しています。その保水力は合成ヒト型セラミドの3倍、天然植物セラミドの15倍にも達するという研究結果が報告されています。


天然ヒト型セラミドのもう一つの特徴は、長鎖脂肪酸結合型(C24以上)のセラミドを多く含んでいることです。肌のバリア機能に重要な役割を果たすのがこの長鎖型セラミドで、アトピー性皮膚炎の改善例でも、合成セラミドより優位な効果が実証されています。


肌質によって選び方を変える必要があります。乾燥肌や敏感肌で、特にバリア機能の低下が気になる場合は、天然ヒト型セラミドやヒト型セラミド配合のクリームが適しています。予算を抑えたい場合は、ヒト型セラミドを複数種類配合した製品を選ぶのが賢明です。


こちらのページには天然ヒト型セラミドの保水力とバリア機能改善効果の詳しいデータが掲載されています


天然セラミドクリームの成分表示で配合量をチェックする方法

セラミドクリームを選ぶ際、パッケージに「セラミド配合」と書かれていても、実際の配合量は製品によって大きく異なります。配合量を見極める力があれば、コストパフォーマンスの高い製品を選べます。


化粧品の成分表示は、配合量の多い順に記載されるルールがあります。セラミドが成分表示の前半に記載されていれば、比較的高濃度で配合されていると判断できます。逆に、成分表示の後半、特に防腐剤であるフェノキシエタノールより後ろに記載されている場合は要注意です。


つまり配合量が少ないです。


フェノキシエタノールは通常、製品全体の1%以下の濃度でしか使用されません。この成分より後ろに記載されているセラミドは、1%未満の配合量である可能性が高いということです。セラミドの効果を実感するには、最低でも0.2%以上の配合が望ましいとされています。


ただし、セラミドは非常に高価な成分であるため、0.4%程度の配合でも十分な効果が期待できます。実際、市販されている効果的なセラミドクリームの多くは、0.2〜0.5%程度の配合量です。これはコーヒーカップ1杯分(約200ml)のクリームに、耳かき1杯分程度のセラミドが入っている計算になります。


配合濃度を公表している製品もあります。例えば、一部のブランドでは4%という高濃度配合をアピールしている製品もありますが、これはかなり希少なケースです。通常、配合濃度が公表されていない製品の方が多いため、成分表示の順番が重要な判断材料になります。


複数種類のセラミドが配合されているかも確認ポイントです。


「セラミドNP」「セラミドAP」「セラミドEOP」など、異なる種類のヒト型セラミドが複数配合されている製品は、単一のセラミドよりも肌のバリア機能をサポートする効果が高いとされています。人の肌には350種類以上のセラミドが存在しており、複数種類を組み合わせることで、より肌本来の状態に近づけることができるからです。


天然セラミド配合を謳う製品では、「セレブロシド」「ウマスフィンゴ脂質」という成分名で記載されていることがあります。これらは馬由来の天然セラミドを指しています。植物性セラミドの場合は「グルコシルセラミド」「加水分解コンニャク根」「コメヌカスフィンゴ糖脂質」といった名称で記載されます。


価格と配合量のバランスを考慮する必要があります。高価格帯の製品でも、セラミドの配合量が少なく、ブランド価値や容器代が価格の大部分を占めているケースもあります。逆に、手頃な価格でもセラミドを効果的な濃度で配合している製品も存在します。


天然セラミドクリームの効果的な使い方と塗布タイミング

どんなに高品質なセラミドクリームでも、使い方を間違えると効果は半減してしまいます。特に、多くの人が無意識に行っている「手のひらで伸ばしてから顔に塗る」という方法は、実は大きな損失を生んでいます。


手のひらでクリームを伸ばすと、約4割が手のひらに残ってしまうというデータがあります。つまり、10,000円分のクリームを購入しても、4,000円分は手のひらに吸収されているということです。これは、手のひらの皮膚も顔と同じように保湿成分を吸収してしまうためです。


正しい塗り方は直接塗布です。


クリームを適量手に取ったら、すぐに顔の数か所(額・両頬・鼻・あご)に点置きします。その後、指の腹を使って優しく広げていきます。この方法なら、手のひらへの吸収を最小限に抑え、クリームの大部分を顔に届けることができます。


塗布するタイミングも重要です。洗顔後や入浴後は、肌表面の水分が急速に蒸発し始め、バリア機能が一時的に低下します。この状態が続くと、肌内部の水分も失われ、乾燥が進行してしまいます。


10分以内が勝負時です。


洗顔後は10分以内に化粧水とセラミドクリームでスキンケアを完了させることが理想的です。化粧水で肌に水分を与えた後、少し時間を置いてからセラミドクリームを塗ります。化粧水が完全に浸透する前にクリームを塗ると、水分と油分が混ざり合い、どちらの効果も中途半端になる可能性があるためです。


スキンケアの順番は「化粧水→美容液→セラミドクリーム」が基本です。セラミドは脂溶性の成分であるため、水溶性の化粧水の後に使用することで、肌への浸透が促進されます。もしビタミンC美容液を使用している場合は、ビタミンCを先に、セラミドクリームを後に使用します。


摩擦は大敵であることを忘れないでください。


クリームを塗るときに力を入れすぎると、摩擦によって角質層が傷つき、せっかくのバリア機能が低下してしまいます。指の腹を使い、肌を撫でるように優しく広げることが大切です。目元や口元など、皮膚が薄くデリケートな部分は特に注意が必要です。


使用量も適切に調整する必要があります。少なすぎると効果が不十分ですし、多すぎるとベタつきや毛穴詰まりの原因になります。一般的には、顔全体にパール粒大から小豆大程度が目安とされていますが、肌の状態や季節によって調整しましょう。乾燥が気になる部分には重ね塗りするのも効果的です。


天然セラミドクリームが合わない肌質とその対処法

セラミドは肌に元々存在する成分であるため、「セラミドが合わない」と感じるケースは、実はセラミド以外の配合成分に原因がある場合がほとんどです。特定の肌質では注意が必要なポイントがあります。


オイリー肌や脂性肌の人は、油分の多いクリーム基材に注意が必要です。セラミド自体は脂性肌にも有効な成分ですが、クリームに含まれる油分が多すぎると、皮脂と混ざり合って毛穴を詰まらせ、ニキビや吹き出物の原因になることがあります。


油分を確認することが重要です。


成分表示で「ミネラルオイル」「ワセリン」「スクワラン」などの油分が前半に記載されている製品は、油分の配合量が多い傾向にあります。脂性肌の場合は、これらの成分が後半に記載されている、比較的さっぱりとしたテクスチャーの製品を選ぶとよいでしょう。ジェルタイプやミルクタイプのセラミド製品も選択肢になります。


インナードライ肌の人も注意が必要です。表面は皮脂でテカっているのに、内側は乾燥している状態のインナードライ肌は、一見すると脂性肌に見えます。しかし、実際には水分不足が原因で皮脂が過剰分泌されているため、セラミドによる保湿が効果的です。ただし、やはり油分の多すぎるクリームは避けたほうが無難です。


植物由来のセラミドにアレルギーがある場合もあります。


コメヌカ由来のセラミドが配合されている製品は、白米アレルギーの人には不向きです。また、コンニャク由来のグルコシルセラミドも、同様にアレルギーを引き起こす可能性があります。アレルギー体質の人は、成分表示で原料を確認し、必要に応じてパッチテストを行うことをおすすめします。


バリア機能が極度に低下している時期は、一時的にセラミドクリームが刺激に感じられることがあります。強いピーリングやレチノール使用直後、日焼け後など、肌が敏感になっている状態では、どんなに優れた成分でも刺激となる可能性があります。このような時期は、シンプルな処方のワセリンや敏感肌用の保湿剤で肌を落ち着かせてから、セラミドクリームを再開するのが賢明です。


製品に含まれる他の成分との相性問題もあります。例えば、ナイアシンアミドが合わない人が、セラミドとナイアシンアミド両方を配合した製品を使用すると、セラミドが原因ではないのに「セラミドが合わない」と誤解してしまうことがあります。肌トラブルが起きた際は、その製品の全成分を確認し、過去に使用して問題なかった成分と照らし合わせることが大切です。


脂性肌でセラミドクリームを使いたい場合は、軽めのテクスチャーで油分控えめの製品を選び、夜のスキンケアで使用するのがおすすめです。日中は皮脂分泌が活発になるため、朝はセラミド配合の化粧水や美容液だけにとどめ、クリームは省略するという使い分けも効果的です。


天然セラミドクリーム選びで避けるべき製品の特徴

市場には数多くのセラミドクリームが存在しますが、中には期待した効果が得られない製品や、かえって肌トラブルを引き起こす可能性のある製品も存在します。購入前に避けるべきポイントを知っておくことが重要です。


セラミド配合を謳いながら、実際の配合量が極めて少ない製品があります。成分表示で「セラミド」という文字が最後から数えて数番目にしか記載されていない場合、配合量はごくわずかである可能性が高いです。「セラミド配合」という文言だけで製品を選ぶのではなく、必ず成分表示の順番を確認しましょう。


合成セラミドのみの製品は慎重に検討する必要があります。


「疑似セラミド」とも呼ばれる合成セラミドは、セラミドに似た働きをする化学合成された成分です。成分表示では「セチルPGヒドロキシエチルパルミタミド」「ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド」といった長い名称で記載されます。これらはヒト型セラミドではなく、バリア機能改善効果は限定的です。


価格が極端に安い製品には理由があります。セラミド、特にヒト型セラミドや天然セラミドは高価な成分であるため、適切な濃度で配合された製品がドラッグストアで数百円で販売されることは通常ありません。1,500円以下の製品の場合、配合されているのは植物性セラミドや合成セラミドである可能性が高いと考えられます。


刺激成分が多く含まれている製品も避けるべきです。


エタノール(アルコール)が成分表示の前半に記載されている製品は、揮発性が高く、肌の乾燥を促進する可能性があります。せっかくセラミドで保湿しても、アルコールの蒸発によって水分が奪われては本末転倒です。特に乾燥肌や敏感肌の人は、エタノールフリーまたは低配合の製品を選ぶべきです。


香料や着色料が多く含まれている製品も要注意です。「香料」が成分表示の前半に記載されている場合、香りづけに多くのコストが割かれており、肝心のセラミド配合量が少ない可能性があります。また、合成香料は肌への刺激になることもあるため、敏感肌の人は無香料タイプを選ぶのが無難です。


口コミだけで判断するのはリスクがあります。


インターネット上の口コミは参考になりますが、肌質は人それぞれ異なります。脂性肌の人が「べたついて合わなかった」と評価している製品でも、乾燥肌の人にとっては理想的なテクスチャーかもしれません。口コミを見る際は、投稿者の肌質や使用状況も含めて総合的に判断することが大切です。


パッケージの誇大表現に惑わされないことも重要です。「シワが消える」「毛穴が完全に閉じる」といった断定的な表現をしている製品は、薬機法違反の可能性があります。化粧品はあくまでも「肌を健やかに保つ」「乾燥を防ぐ」といった範囲の効果しか謳えません。過度な効果を宣伝している製品は、信頼性に疑問符がつきます。


複数の製品を同時に使い始めるのも避けるべきです。新しいセラミドクリームを試す際は、他のスキンケア製品は今まで通りにして、クリームだけを変更します。こうすることで、もし肌トラブルが起きた場合、原因が新しいクリームにあると特定できます。一度に複数の製品を変更すると、どの製品が原因か分からなくなってしまいます。


製品選びでは、成分の質と配合量、そして自分の肌質との相性を総合的に判断することが成功への鍵となります。




【ヒト型天然セラミド配合】オールバイドット All by. オールインワンミルク 150mL 高保湿 敏感肌 肌荒れ 肌トラブル 乾燥肌 保湿 国内生産 低刺激