

食用のシイタケと異なり美容成分が3倍濃縮されてます
シイタケ菌糸体は、食用として私たちが日頃食べているシイタケの傘部分(子実体)とは異なるものです。シイタケを生み出す母体のような存在で、細い糸状の根のような構造をしています。これは植物でいうところの根や茎にあたる部分で、栄養を蓄え成長していく過程でさまざまな有用成分を生み出します。
食用のシイタケが育つ前段階の菌糸体には、子実体よりも豊富な栄養素が凝縮されているのです。β-グルカンやα-グルカン、シリンガ酸、バニリン酸、アラビノキシランなど、複数の有用成分が含まれています。通常、私たちが食べているシイタケの傘部分だけでは摂取できない成分が、菌糸体には含まれているということですね。
製造工程では、サトウキビの搾りかす(バガス)と脱脂米ぬかを混ぜた培地でシイタケ菌を4ヶ月以上かけて培養します。長期間の培養により、菌糸体は培地の栄養を吸収しながら独自の酵素を働かせ、さまざまな代謝産物を生成していきます。この培養過程で得られるエキスが、美容や健康分野で注目を集めているシイタケ菌糸体抽出物(LEM)なのです。
シイタケ菌糸体は食用きのこと同じ菌から作られるため、安全性が高いという特徴もあります。分析機関での毒性試験や変異原性試験でも安全性が確認されており、化粧品やサプリメントなど幅広い製品に活用されています。
小林製薬の研究所ではシイタケ菌糸体の免疫機能に関する詳しい研究データが公開されています
シイタケ菌糸体が持つ美肌効果は、肌細胞そのものを活性化させる働きに基づいています。特に注目すべきは、線維芽細胞という肌の奥にある細胞を増殖させる作用です。線維芽細胞は、コラーゲンや弾性繊維(エラスチン)を生み出す重要な細胞で、肌のハリや弾力を維持するために欠かせません。
年齢とともに線維芽細胞の働きは低下し、コラーゲンの生成量は減少していきます。25歳をピークに、40代では約半分まで減少するとも言われています。シイタケ菌糸体エキスは、この線維芽細胞を活性化させることで、コラーゲンや弾性繊維の生成を促進するのです。
さらに、ヒアルロン酸の増生作用も確認されています。ヒアルロン酸は1グラムで6リットルもの水分を保持できる、驚異的な保湿成分です。シイタケ菌糸体は、このヒアルロン酸を肌内部で増やす働きがあるため、内側から潤いのある肌へと導きます。外から塗るだけでなく、肌が自らヒアルロン酸を生み出す力をサポートするということですね。
肌細胞のミトコンドリア量を増加させる作用も見逃せません。ミトコンドリアは細胞のエネルギー工場とも呼ばれる器官で、肌のターンオーバーを正常に保つために重要な役割を果たします。シイタケ菌糸体によってミトコンドリアが増えることで、肌細胞の代謝が活発になり、健康的な肌状態が維持されるのです。
これらの効果により、シワやたるみの改善、肌のリフトアップ、くすみの解消など、総合的な美肌効果が期待できます。表面的なケアではなく、肌の根本から若々しさを取り戻すアプローチが可能になるということです。
パレスクリニックのサイトでは、シイタケ菌糸体の美肌作用に関する詳細な情報と使用例が掲載されています
シイタケ菌糸体の美白効果は、従来の美白成分とは異なるメカニズムで働きます。一般的な美白成分であるハイドロキノンは、メラニンを作る細胞の活性を弱めることでメラニン生成を抑制します。一方、シイタケ菌糸体は、メラニン生成に関わる酵素「チロシナーゼ」の働きを直接抑制する作用を持っています。
さらに注目すべきは、紫外線を受けた細胞がメラニンを作り出すまでのシグナル伝達をブロックする働きです。紫外線を浴びると、肌細胞は防御反応としてメラニンを生成しますが、シイタケ菌糸体はこの指令そのものを遮断することで、総メラニン量を減らすように作用するのです。この二段階のブロック機能が、高い美白効果を生み出しています。
ハイドロキノンと比較した試験データでは、シイタケ菌糸体は同等かそれ以上の美白作用を示すことが確認されています。ハイドロキノンは「肌の漂白剤」とも呼ばれる強力な美白成分ですが、刺激が強く、使用に注意が必要という側面もあります。対してシイタケ菌糸体は、食用きのこ由来の天然成分であるため、比較的肌に優しいという利点があります。
特筆すべきは、美白効果と肌細胞活性化作用を同時に持つという点です。多くの美白成分は、メラニン生成を抑える一方で肌細胞の活動も低下させてしまうことがあります。シイタケ菌糸体は、ミトコンドリアを増やして肌細胞を活性化させながら、なおかつ美白作用も発揮する理想的な美白剤なのです。
実際の美容クリニックでは、ビタミンC誘導体やハイドロキノンなどの従来の美白成分にシイタケ菌糸体を組み合わせた処方が使われています。相乗効果により、より強力で効果的な美白ケアが可能になるわけです。
濃いシミや色素沈着、乳輪周囲や外陰部など、デリケートな部位の色素沈着にも効果が報告されています。複数のアプローチでメラニン生成を抑制するため、頑固なシミにも対応できるということですね。
シイタケ菌糸体を配合した化粧品は、美容液、クリーム、化粧水など、さまざまな形態で販売されています。選ぶ際のポイントは、配合濃度と他の美容成分との組み合わせです。高濃度のシイタケ菌糸体エキスが配合されている製品ほど、効果を実感しやすい傾向があります。
製品によっては「LEM配合」「シイタケ菌糸体培養培地抽出物配合」といった表記がされています。これらは同じものを指しており、LEMとは「Lentinula Edodes Mycelia(シイタケ菌糸体)」の略称です。成分表示を確認する際は、この表記を目安にするとよいでしょう。
価格帯は製品によって幅広く、5,000円から15,000円程度のものが一般的です。医療機関専売の高濃度製品では、20gで15,000円前後という価格設定のものもあります。ただし、価格だけで判断せず、配合濃度や使用感、肌との相性を総合的に考慮することが大切です。
複合成分として配合されている場合もあります。例えば、レイシ(霊芝)エキス、マイタケ子実体エキスとシイタケ菌糸体エキスを組み合わせた「きのこ複合エキス」として配合されている製品もあり、相乗効果が期待できます。これらの組み合わせは、他の美容成分の効果を高める役割も果たすとされています。
使用方法は、一般的な美容液やクリームと同様です。洗顔後、化粧水で肌を整えた後に適量を手に取り、顔全体になじませます。朝晩の使用が推奨されており、パール粒大(約0.3g)を目安に使うとよいでしょう。乾燥が気になる部分やハリのない部分には、重ね付けも効果的です。
継続使用が重要で、最低でも1〜2ヶ月は使い続けることで効果を実感しやすくなります。肌のターンオーバー周期は約28日と言われており、細胞レベルでの変化を実感するには、ある程度の期間が必要だからです。焦らず、じっくりとケアを続けることが美肌への近道になります。
敏感肌の方は、最初はパッチテストを行うことをおすすめします。腕の内側など目立たない部分に少量塗布し、24時間様子を見てから顔全体に使用すると安心です。天然由来成分とはいえ、肌質によっては合わない場合もあるため、慎重に試すことが大切ですね。
シイタケ菌糸体は、化粧品として外側から使うだけでなく、サプリメントとして内側から摂取することもできます。経口摂取により、全身の健康維持をサポートしながら、美容効果も期待できるというメリットがあります。市販されているサプリメントは、顆粒タイプ、カプセルタイプ、ドリンクタイプなど形態はさまざまです。
サプリメントの価格相場は、1ヶ月分で3,000円から15,000円程度と幅があります。小林製薬の「シイタゲン-α」は30日分で約10,000円、野田食菌のLEM製品は10,000円前後が一般的です。高濃度タイプやドリンクタイプは、20,000円を超える製品もあります。配合量や製造方法によって価格が異なるため、続けやすい価格帯のものを選ぶことも重要です。
摂取量は製品によって異なりますが、一般的には1日あたり1,500mg〜3,000mgのシイタケ菌糸体エキスを摂取する形になります。顆粒タイプの場合、1回2〜3g程度を水やぬるま湯で飲むことが多いです。ドリンクタイプは1本で十分な量が摂取できるよう設計されており、手軽に続けられるのが特徴ですね。
摂取タイミングは、基本的に食後がおすすめです。空腹時よりも吸収率が高まるとされており、胃への負担も少なくなります。朝食後や夕食後など、毎日同じタイミングで摂取する習慣をつけることで、飲み忘れも防げます。
美容目的で摂取する場合、最低でも2〜3ヶ月は継続することが推奨されます。内側からの美容効果は、化粧品よりも時間がかかる傾向があります。しかし、継続することで肌質の改善、透明感の向上、ハリの回復などを実感する方が多いようです。焦らず、長期的な視点でケアすることが大切です。
副作用については、シイタケ菌糸体は食用きのこ由来の成分であるため、基本的には安全性が高いとされています。臨床試験でも重篤な副作用は報告されていません。ただし、きのこアレルギーのある方は注意が必要です。また、まれに胃腸の不快感を感じる方もいるため、初めて摂取する場合は少量から始めるとよいでしょう。
他のサプリメントや医薬品との併用については、基本的には問題ありませんが、持病がある方や服薬中の方は念のため医師に相談することをおすすめします。特に免疫抑制剤を服用している方は、シイタケ菌糸体の免疫活性化作用が影響する可能性があるため、必ず医師の指示を仰ぐべきです。
サプリメントと化粧品を併用することで、内外両面からのアプローチが可能になり、より高い美容効果が期待できます。体の内側から健康を整えながら、外側からもケアすることで、相乗効果が生まれるのです。
小林製薬の公式サイトでは、シイタケ菌糸体配合サプリメントの詳細情報が確認できます
シイタケ菌糸体を美容ケアに取り入れる際、いくつかの注意点があります。
まず、即効性を期待しすぎないことです。
シイタケ菌糸体は細胞レベルで肌を活性化させる成分であり、表面的な効果ではなく根本的な改善を目指すものです。そのため、効果を実感するまでには時間がかかります。
医療機関で処方されるシイタケ菌糸体配合製品の中には、ハイドロキノンやトレチノインといった処方薬と組み合わされているものがあります。これらの成分は強力な効果がある反面、使用方法を誤ると肌トラブルを引き起こす可能性があります。医療機関専売品を使用する場合は、必ず医師の診察を受け、指示に従って使用することが必須です。
市販の化粧品であっても、使用前には必ずパッチテストを行うべきです。二の腕の内側など目立たない部分に少量塗布し、48時間様子を見ます。赤み、かゆみ、ヒリヒリ感などの異常が現れた場合は使用を中止し、必要に応じて皮膚科を受診しましょう。
保管方法にも注意が必要です。シイタケ菌糸体エキスは天然由来成分であるため、高温多湿を避け、直射日光の当たらない場所で保管します。開封後は早めに使い切ることが推奨されており、多くの製品では開封後3〜6ヶ月以内の使用が目安とされています。冷蔵庫での保管が推奨される製品もあるため、説明書をよく確認しましょう。
サプリメントとして摂取する場合、過剰摂取は避けるべきです。「たくさん飲めば効果が高まる」という考えは誤りで、推奨量を守ることが大切です。過剰摂取によって効果が高まるわけではなく、むしろ胃腸への負担が増える可能性があります。製品に記載されている摂取目安量を守りましょう。
妊娠中や授乳中の使用については、安全性が十分に確認されていない場合があります。基本的には天然成分であるため大きな問題はないと考えられますが、念のため医師に相談してから使用することをおすすめします。大切な時期ですから、慎重に判断すべきですね。
既存の肌トラブルがある場合、特にアトピー性皮膚炎や湿疹がある状態での使用は、事前に皮膚科医に相談することが望ましいです。肌のバリア機能が低下している状態では、どんな成分でも刺激になる可能性があります。肌が健康な状態に戻ってから使用を開始するほうが安全です。
効果を最大化するためには、シイタケ菌糸体配合製品だけに頼るのではなく、基本的なスキンケアや生活習慣も整えることが重要です。十分な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動、紫外線対策など、総合的なアプローチが美肌への近道になります。シイタケ菌糸体は、あくまでも美容ケアの一つのツールとして活用するという姿勢が大切です。
がん先進医療のサイトでは、シイタケ菌糸体の有用性と安全性に関する詳細な検証データが公開されています

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