

粒のままふりかけたゴマ、実は栄養吸収率ほぼゼロです。
ゴマリグナンとは、ゴマの粒のわずか1%しか存在しない特有の微量成分の総称です。セサミン、セサモリン、セサミノールなど複数の成分から構成され、それぞれが強力な抗酸化作用を持っています。
つまり微量の宝庫ですね。
このゴマリグナンが体内でどのように働くかというと、肝臓まで届いてから抗酸化物質に変化する点が特徴的です。多くの抗酸化物質は水溶性のため肝臓に届く前に働きが終わってしまいますが、脂溶性のゴマリグナンは肝臓という活性酸素が最も発生しやすい場所で直接作用します。
活性酸素は体の細胞を酸化させ、いわゆる「体のサビつき」を引き起こす物質です。適量なら体に必要ですが、加齢やストレス、喫煙、脂っこい食事などで過剰になると、シミやシワといった肌の老化、生活習慣病のリスクを高めてしまいます。40代以降は体の抗酸化機能が急激に低下していくため、食事から抗酸化成分を補う必要性が増すのです。
ゴマリグナンはこうした活性酸素を効率よく除去してくれます。とりわけセサミンは、肝臓の代謝酵素の働きを高める作用があり、アルコール分解を促進したり、脂肪酸の代謝を高めたりする働きが確認されています。肝臓機能が向上すれば、二日酔い防止だけでなく、体全体のデトックス機能も高まるため、美肌づくりにも貢献するというわけです。
ごまの栄養成分について、脂質やたんぱく質の詳細な割合と健康効果が解説されています
ゴマリグナンの美容効果で最も注目されるのが、アンチエイジング作用です。肝臓で強力な抗酸化力を発揮することで、体内の脂質の酸化を防ぎ、細胞の老化スピードを遅らせます。肌のハリや弾力を保つコラーゲンも酸化によって劣化しますから、ゴマリグナンがその酸化を防ぐことで、シワやたるみの予防につながるのです。
さらに、ゴマリグナンには女性ホルモン(エストロゲン)に似た働きがあることも分かっています。植物性エストロゲンとも呼ばれ、更年期の女性のホルモンバランスを整える効果が期待されます。更年期障害による肌の乾燥や体調不良の改善に役立つ可能性があり、40代以降の女性にとって心強い味方です。
加えて、ゴマに含まれるビタミンEとの相乗効果も見逃せません。ビタミンE自体も強い抗酸化作用を持ちますが、ゴマリグナンと一緒に摂取することで、その抗酸化力がパワーアップします。血行促進効果も高まるため、肌のくすみ改善や頭皮の健康維持にもつながります。
白髪対策としてもゴマが注目される理由は、このゴマリグナンと豊富なミネラルにあります。黒ゴマには特にポリフェノールの一種であるアントシアニンが含まれ、メラノサイト(髪に色をつける細胞)の働きをサポートする可能性が指摘されています。ただし、既に白髪になった髪が黒く戻るわけではなく、これから生えてくる髪の白髪化を遅らせる予防効果と考えるのが適切です。
美肌を目指すなら、ゴマと一緒にビタミンCを多く含む食品を摂るのがおすすめです。ゴマには鉄分が含まれており、ビタミンCと同時に摂取すると体内でコラーゲン生成が促進されやすくなります。レモン汁をかけたほうれん草のゴマ和えなどは、理にかなった組み合わせですね。
ゴマリグナンの効果を得るには、1日あたり約10mgの摂取が目安とされています。これはゴマ約3,000粒分、重さにすると大さじ1~2杯(10~20g)に相当します。この量なら脂質やカロリーの過剰摂取にもならず、継続しやすい適量です。
しかし、ここで重要なポイントがあります。ゴマは粒のまま食べても、外皮が非常に硬いため消化されずにそのまま体外へ排出されてしまうのです。吸収率はほぼゼロと言っても過言ではありません。つまり、おにぎりに振りかけた白ゴマや、料理の上に散らした黒ゴマは、見た目や食感のアクセントにはなっても、栄養面ではほとんど無意味なのです。
栄養を効率的に吸収するには、すりつぶして外皮を破壊する必要があります。すりごまや練りごまの状態で食べると、消化液と接触する表面積が増えて、ゴマリグナンや脂質、ミネラルなどの栄養素が体内に取り込まれやすくなります。すり鉢やミルがなければ、指で軽くつぶすだけでも効果は変わってきます。
食べるタイミングは朝または昼の食前・食事中がベストです。ゴマリグナンは脂溶性なので、食事と一緒に摂ることで吸収率が高まります。夜に摂取しても問題はありませんが、カロリーを気にする方は朝昼に振り分けるとよいでしょう。
すりごまは酸化しやすいため、市販のものを購入する場合は開封後できるだけ早く使い切るのが原則です。食べる直前にすりつぶすのが理想的で、香りも格段に良くなります。練りごまはペースト状で消化吸収がさらに良く、ドレッシングや味噌汁に混ぜるなど使い勝手も抜群です。
ゴマの血糖値抑制効果と効果的な食べ方について、すりごまと練りごまの吸収率の違いが詳しく説明されています
黒ごまと白ごまは外皮の色が違うだけで、ゴマリグナンなどの基本的な栄養成分はほぼ同じです。脂質が約50%、たんぱく質が約20%という構成も変わりません。ですから、どちらを選んでも抗酸化効果や美容効果に大きな差はないと考えてよいでしょう。
ただし、細かな違いもあります。黒ごまは外皮に含まれるアントシアニンというポリフェノールの一種が豊富で、白ごまよりも若干カルシウムやポリフェノールが多い傾向にあります。アントシアニンには目の機能回復を助ける働きがあり、飛蚊症や眼精疲労が気になる方には黒ごまが向いているかもしれません。
一方、白ごまは油分の含有量がやや多く、ごま油の原料として使われるのも白ごまが中心です。風味の面では、白ごまはナッツのような甘みと香ばしさがあり、黒ごまは苦みを伴うコクのある風味が特徴です。料理の見た目や味わいに応じて使い分けるとよいでしょう。
金ごま(黄ごま)という種類もありますが、こちらも栄養面での大差はありません。金ごまは香りが特に強く、高級食材として扱われることが多いです。重要なのは色ではなく、すりつぶして食べることと、毎日継続することですね。
美容目的で選ぶなら、白ごまでも黒ごまでも問題ありません。ただし、白髪対策や目の健康を重視するなら黒ごまを、肌の保湿や料理の風味を重視するなら白ごまを選ぶという選択肢もあります。いずれにしても、新鮮なものを選び、開封後は密閉容器で保存して酸化を防ぐことが大切です。
ゴマは健康と美容に優れた食材ですが、食べ過ぎには注意が必要です。ゴマの約50%は脂質で構成されており、100gあたり約605kcalと高カロリー食品に分類されます。大さじ1杯(約9g)でも約54kcal、脂質は約5gほどになります。
1日の脂質摂取目安は成人で40~60g程度とされていますから、ゴマを大さじ2杯摂れば約10gの脂質を摂取することになります。他の食事からも脂質を摂るため、ゴマを大量に食べると脂質過多になり、体重増加や肥満につながるリスクがあります。
カロリーオーバーは美容の大敵ですね。
また、ゴマに含まれる亜鉛は、緑茶やコーヒー、穀類・豆類と同時に摂ると吸収率が下がることが分かっています。せっかくのミネラルを無駄にしないためには、食後のお茶はゴマを食べてから30分以上空けるなどの工夫をするとよいでしょう。ただし、過度に神経質になる必要はありません。
食物繊維も豊富で、いりごま100gあたり12.6gも含まれています。適量なら便秘解消に役立ちますが、食べ過ぎると逆に消化不良や下痢を引き起こす可能性もあります。お腹が緩くなりやすい方は、様子を見ながら少量から始めるのが賢明です。
ゴマアレルギーを持つ方も一定数存在します。初めて大量に食べる場合は、まず少量から試して体調に変化がないか確認してください。かゆみや発疹、腹痛などの症状が出た場合は、速やかに摂取を中止し、必要に応じて医療機関を受診しましょう。
美容と健康のためには、1日大さじ1~2杯という適量を守り、毎日継続することが何より重要です。一度に大量に食べても効果が倍増するわけではなく、むしろ体に負担をかけるだけです。
習慣化が鍵ということですね。
ゴマリグナンの効果をさらに高めるには、他の食材との組み合わせを工夫することが有効です。ゴマ単体でも優秀ですが、相性の良い食材と一緒に摂ることで、栄養の吸収率や健康効果が格段に向上します。
まず、大豆製品との組み合わせです。ゴマと大豆は共に良質なたんぱく質を含みますが、必須アミノ酸の種類が異なるため、一緒に摂ると互いに不足しているアミノ酸を補い合えます。味噌汁にすりごまをかける、豆腐にゴマだれをかけるといった簡単な工夫で、たんぱく質の質が向上するのです。
納豆にすりごまを混ぜるのも手軽ですね。
魚との相性も抜群です。青魚に含まれるDHAやEPAは酸化しやすい不飽和脂肪酸ですが、ゴマリグナンの抗酸化作用がこれらの酸化を防いでくれます。さらに、ゴマの脂肪酸と魚の脂肪酸は種類が異なるため、バランス良く摂取できる利点もあります。サバのゴマ焼きや、サーモンのゴマ揚げなどは理想的なメニューです。
ビタミンCを多く含む野菜や果物と合わせるのも効果的です。前述の通り、ゴマには鉄分が豊富ですが、ビタミンCと一緒に摂るとコラーゲン生成が促進されます。パプリカ、ブロッコリー、キウイなどと組み合わせると、美肌効果が高まります。朝のスムージーに練りゴマとフルーツを入れるのも一案です。
ほうれん草などの緑黄色野菜とも好相性です。ゴマの脂質が脂溶性ビタミン(ビタミンA、D、E、K)の吸収を助けてくれます。ほうれん草のゴマ和えは昔ながらの和食の知恵で、栄養学的にも理にかなった料理なのです。
小松菜や春菊でも同様の効果が期待できます。
逆に避けたい組み合わせとしては、緑茶やコーヒーとの同時摂取が挙げられます。タンニンやカフェインが亜鉛などのミネラル吸収を妨げるため、ゴマを食べた直後のお茶は控えめにしましょう。どうしても飲みたい場合は、30分以上間隔を空けるのが基本です。
ゴマの効果・効能について、ゴマリグナンの作用機序や他の食材との相乗効果が科学的根拠とともに説明されています
美容と健康のためにゴマリグナンを取り入れるなら、すりつぶして食べる、適量を守る、相性の良い食材と組み合わせるという3つのポイントを押さえることで、その効果を最大限に引き出すことができます。毎日の食卓に気軽に取り入れて、体の内側から輝く美しさを手に入れましょう。

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