

アラメエキスだけで肌のセラミドが増えると聞いたら、あなたは信じますか?
アラメ(学名:Eisenia bicyclis)は、コンブ科に属する日本近海産の褐色海藻です。三重県伊勢志摩をはじめ、日本各地の岩礁地帯に自生しており、「サガラメ」という別名でも知られています。食用としての歴史は古く、江戸時代から東海地方で親しまれてきた海藻ですが、近年はその美容成分としての価値が再評価され、スキンケア製品への配合が増えています。
アラメから抽出されたエキスは「アラメエキス」または「サガラメエキス」と呼ばれ、化粧品成分表記では「アイセニアエキス」や「アイセニアヴェール」として表記されることもあります。これが同一成分であることは、意外と知られていません。成分表を見る機会があれば、このワードにも注目してみてください。
アラメエキスの大きな特徴は、フコイダン・アルギン酸・フコキサンチンといった海藻特有の美容成分を豊富に含んでいる点です。フコイダンは海藻のヌルヌル成分で優れた保湿力を持ち、アルギン酸は皮膚の柔軟化と保護膜形成に役立ちます。つまり、アラメエキスひとつで複数の保湿機能をカバーできるということです。
静岡県水産試験場の研究によれば、アラメのフコイダン含有率は約5.0%で、マコンブの1.8%を大きく上回っています。また、抗酸化成分フコキサンチンの含有量も生アラメ100gあたり約7.5mgと、ヒジキ(2.2mg)やホンダワラ(6.5mg)を超えるレベルです。数値で見ると、アラメは"保湿と抗酸化を兼ね備えた海藻"といえるでしょう。
参考:フコキサンチンの含有量比較と機能性
若返りの秘密 フコキサンチン成分情報
アラメエキスが他の保湿成分と一線を画する最大の理由は、肌の内側から保湿システムを強化するという点にあります。具体的には、「セラミド」と「フィラグリン」という2つのキー成分の産生を同時に促進する働きが確認されています。これをWの保湿効果と呼びます。
セラミドとは、角質細胞と細胞の間を満たす「細胞間脂質」の主成分で、角質層全体の約50%を占めます。スポンジで例えるなら、スポンジの穴を塞いで水が蒸発しないようにしている材料がセラミドです。一方、フィラグリンは皮膚の角層細胞内にあるタンパク質で、天然保湿因子(NMF)の元になります。フィラグリンが分解されることでアミノ酸を豊富に含むNMFが生まれ、角質内の水分をしっかり保持します。
この2つが同時に増えることの意味は大きいです。セラミドが「水分を逃がさない堤防」として機能し、フィラグリン由来のNMFが「細胞内の貯水タンク」として機能することで、内外からのWの保水効果が期待できます。
一丸ファルコス社の研究によると、アラメエキス(アイセニアヴェール)はセラミド産生促進とフィラグリン遺伝子の発現促進の両方に有意な効果を示しています。また、ピジョンの第三者機関による検証では、成人男女10名に対して塗布後24時間後も角層の水分量が高い状態を維持できることが示されました。数値的な裏付けのある成分という点で、信頼性が高いといえます。
アトピー性皮膚炎の患者ではフィラグリンが遺伝的に不足していることが多く、乾燥肌・敏感肌の根本原因のひとつとされています。アラメエキスがこの不足を補う方向に働くことは、乾燥肌に悩む多くの方にとって見逃せない情報です。
参考:サガラメエキスとフィラグリン産生促進のメカニズム(ピジョン研究)
ピジョン公式 フィラグリンとサガラメエキスの研究ページ
美容成分として見たとき、アラメエキスにはもうひとつ見逃せない成分が含まれています。それが「フコキサンチン」です。フコキサンチンは褐藻類に多く含まれるカロテノイド色素で、強い抗酸化作用を持つことで注目されています。
抗酸化とは、肌の老化を促進する「活性酸素」の働きを抑えることです。紫外線や大気汚染、ストレスなどで発生した活性酸素は、肌のコラーゲンやエラスチンを傷つけ、シワやたるみの原因になります。フコキサンチンはこの活性酸素を除去する働きがあり、いわば肌の「サビ止め」のような役割を果たします。
フコキサンチンの抗酸化力は強力で、一部の研究ではアスタキサンチンに匹敵するレベルとも報告されています。意外ですね。さらに、フコキサンチンには脂肪燃焼促進効果もあるとされており、食品分野でも研究が続けられています。
スキンケアの文脈では、フコキサンチンがバリア機能の向上やコラーゲン生成環境の整備にも寄与するとされています。アラメエキスを配合した化粧品を選ぶ際は、フコキサンチンの含有量や産地についても確認してみると、より効果的な製品選びにつながります。
アラメのフコキサンチンを余すところなく活かすには、油性成分と一緒に使うことが条件です。フコキサンチンは脂溶性なので、乳液やクリームと組み合わせるか、オイルを含む美容液と一緒に使うと、吸収効率がアップします。
アラメエキスの効果を実感するためには、配合された製品選びと使い方の両方が重要です。まず注意しておきたいのが、成分表示の見方です。化粧品成分表には「サガラメエキス」「アイセニアエキス」「アイセニアヴェール」といった表記で登場することが多く、「アラメエキス」という表記とは別に見えても同じ成分の場合があります。成分表を見るクセをつけておくと、選びやすくなります。
配合製品の代表的な種類としては、化粧水・美容液・クリーム・保湿ローションなどがあります。中でも角質層への浸透を重視するなら化粧水か美容液が適しています。たとえば、三重県伊勢志摩産サガラメ(アラメ)エキスを配合したティモティアの「保水バリアローション」は、NMFに似たアミノ酸も複数配合しており、アラメエキスとの相乗効果で高い保水効果が期待できるとして評価されています。価格は200mLで4,060円(税込)と、毎日使いとしてコスパも現実的な水準です。
使い方の基本は、洗顔後10分以内に塗布することです。洗顔から時間が経つほど肌の水分が蒸発し、成分の浸透効率も落ちます。手のひらに適量を取り、顔全体に馴染ませた後はクリームや乳液で蓋をするのが原則です。
また、アラメエキスは敏感肌や乾燥肌を持つ方にも比較的使いやすい成分ですが、海藻アレルギーをお持ちの方や、ヨウ素(ヨード)に過敏な方はパッチテストを行うと安心です。これは注意が必要です。海藻にはヨウ素が含まれる場合があり、ごく一部の方にアレルギー反応が出ることが知られているからです。
アラメエキス配合製品を選ぶ際のチェックポイントをまとめると以下の通りです。
| チェック項目 | ポイント |
|---|---|
| 成分表記 | 「サガラメエキス」「アイセニアヴェール」も同成分 |
| 産地 | 伊勢志摩・三重県産は品質実績あり |
| セット成分 | セラミド・アミノ酸・ヒアルロン酸との組み合わせが◎ |
| 剤型 | 化粧水・美容液が浸透性高め |
| アレルギー対応 | ヨウ素敏感の方はパッチテストを |
参考:サガラメエキス配合の保水バリアローション詳細
ティモティア 保水バリアローション公式ページ
アラメエキスの効果は保湿とバリアのサポートに集約されますが、特にその効果を実感しやすい肌タイプや状況があります。知られていない使い方をひとつ紹介すると、「バリアが崩れやすい季節の変わり目」こそが最も効果を発揮するタイミングです。
最も恩恵を受けやすいのは、次のような状態の肌を持つ方です。
見落とされやすい活用シーンとして注目したいのが、「冬の入浴後ケア」です。入浴直後は角質層が水分を含んで膨潤しており、成分が浸透しやすい状態になっています。この入浴後10分以内という窓があります。この時間帯にアラメエキス配合の保湿ローションを全身に塗布すると、角質層全体でのセラミド・NMF産生サポートが期待でき、特に乾燥しやすい腕・すね・背中の保湿に高い効果が出やすいとされています。
また、フィラグリンは加齢とともに産生量が低下することが分かっています。10代と比べて40代では顕著に減少するとされており、化粧水で「なんとなく潤ってはいるけど翌朝乾燥している」という感覚がある方は、フィラグリンの不足がひとつの原因かもしれません。その場合、アラメエキスのような産生促進成分に切り替えると、翌朝の肌コンディションに変化が出やすいです。これは使えそうです。
参考:海洋由来成分サガラメエキスのエイジングケア効果
アルゴテラピー サガラメエキスと海洋成分の説明ページ
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