

あなたの肌ケアが変わるかもしれません。
プロポリスを肌に塗ると数日以内にアレルギー反応が出る人が約3%います。
プロポリスエキスは、ミツバチが植物の樹液と自らの唾液を混ぜ合わせて作り出す天然物質から抽出されます。その成分組成は非常に複雑で、樹脂が約50〜55%、ミツロウが30%、精油が8〜10%、花粉が5%を占めています。残りの微量成分には脂肪酸、アミノ酸、有機酸、ミネラル、そしてビタミンA、B1、B2、C、D、E、Pなどが含まれているのです。
特に注目すべきは樹脂画分に含まれる多種類のフラボノイドです。フラボノイドはポリフェノールの一種で、オレンジの約500倍もの含有量があると報告されています。抗酸化物質として知られるこの成分が、肌の老化を防ぐ主役となるわけですね。
プロポリスの品質は産地によって大きく異なります。特にブラジル産プロポリスは、他の産地では得られないアルテピリンCという桂皮酸誘導体を含むことが特徴です。ブラジルのミナス・ジェライス州に自生する「アレクリン」というハーブを原料とするグリーンプロポリスは、最高品質として知られています。
この成分の多様性が、プロポリスエキスの多機能性を生み出しているということです。ただし、天然成分であるため、気候や地理的条件によって成分組成に差異が生じることも覚えておきましょう。
人が呼吸によって取り込んだ酸素の一部は、活性酸素となって細胞を傷つけます。この酸化ストレスが蓄積すると、シミやシワ、たるみといった肌老化の症状が現れるのです。活性酸素は紫外線や大気汚染、ストレスなどでさらに増加します。
プロポリスエキスに豊富に含まれるフラボノイドは、この活性酸素を無害化する抗酸化作用を持っています。研究では、プロポリスを摂取したり肌に塗布することで、実際に体内の抗酸化機能が高まることが確認されました。
つまり抗酸化作用ですね。
具体的には、プロポリスのフラボノイドが細胞膜に作用し、活性酸素による細胞の損傷を防ぎます。これによってコラーゲンやエラスチンといった肌の弾力を保つたんぱく質の分解が抑えられ、ハリのある若々しい肌が維持されるのです。
また、プロポリスには肌の生まれ変わり(ターンオーバー)を促進する効果も報告されています。古い角質が適切に剥がれ落ち、新しい健康な細胞が表面に現れることで、透明感のある明るい肌へと導かれます。
紫外線による酸化ストレスから肌を守りたい場面では、プロポリス配合の日焼け止めや美容液を使う選択肢があります。外出前に塗布して、ダメージを受ける前に防御する形です。
プロポリスが紫外線による肌バリア機能の低下を防ぐメカニズムについて詳しく解説されています
肌のバリア機能とは、角質層が水分を蓄えることで外部の刺激や乾燥から肌を守る働きのことです。このバリアが弱まると、肌は乾燥しやすくなり、刺激に対して敏感になります。
バリア機能が条件です。
プロポリスエキスは肌本来のバリア機能の向上と維持をサポートします。研究によると、プロポリスは角質層のタイトジャンクション(細胞同士の密着結合)を強化することが明らかになっています。具体的には、紫外線によって細胞質内に移行してしまうCLDN1というたんぱく質を本来の位置に留める作用があるのです。
この働きによって、肌の水分保持力が高まり、乾燥による小ジワやカサつきが改善されます。さらに、外部からの刺激物質や細菌の侵入も防げるため、肌荒れやニキビの予防にもつながるということですね。
化粧品に配合されるプロポリスエキスは、抗酸化と保湿に特化しており、肌を活性化させる効果があります。ただし乾性肌の方は、プロポリス単体ではなく、セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分と組み合わせた製品を選ぶとより効果的でしょう。
冬場の乾燥や冷房による肌ストレスが気になる場面では、プロポリス配合のクリームやオールインワンジェルで保護膜を作る方法があります。洗顔後すぐに塗布して、水分の蒸発を防ぐ形です。
ニキビは、毛穴に皮脂が詰まり、そこにアクネ菌(Cutibacterium acnes)が繁殖することで炎症を起こす皮膚疾患です。特に思春期から20代前半は皮脂分泌が活発なため、ニキビができやすくなります。
プロポリスエキスには強力な抗菌作用があり、皮膚表面の細菌の繁殖を抑制します。1984年の資生堂の研究では、プロポリスエキスのエタノール溶液がわずか32ppm(0.0032%)という低濃度で、フケの原因菌であるマラセチア菌の生育を完全に阻止したことが確認されました。
32ppmが基本です。
この抗菌効果は、ニキビの原因となるアクネ菌にも有効です。プロポリスを肌に塗布することで、菌の増殖が抑えられ、新しいニキビの発生を予防できます。また、すでにできてしまったニキビに対しても、抗炎症作用によって赤みや腫れを和らげる効果が期待できるのです。
さらに興味深いのは、プロポリスには皮脂分泌を調整する作用があることです。過剰な皮脂は毛穴詰まりの原因となりますが、プロポリスが皮脂の量を適切にコントロールすることで、ニキビのできにくい肌環境を整えます。
ただし、炎症がひどいニキビや膿を持ったニキビには、自己判断でプロポリスを使うのは避けるべきです。まずは皮膚科で適切な治療を受けることが必要ですね。
繰り返しニキビができる場合は、プロポリス配合の化粧水やトナーを日常のスキンケアに取り入れる選択肢があります。洗顔後に肌全体になじませて、予防する形です。
プロポリスエキスの抗菌メカニズムと安全性について詳細なデータが掲載されています
プロポリス自体は天然成分ですが、複数のアレルギー報告が存在します。アレルギー反応が出ると、皮膚のかゆみや赤み、発疹、喉の違和感などの症状が現れることがあるのです。特に、蜂蜜、花粉、ポプラ、キク科植物、サリチル酸塩(アスピリンなど)にアレルギーのある方は要注意です。
皮膚に直接塗布する場合、遅延性アレルギー(接触皮膚炎)のリスクがあります。これは塗布後1〜2日経ってから症状が現れるタイプのアレルギーです。過去の症例では、プロポリス液を塗った部分に米粒大の浸潤を伴う紅斑が出現したケースが報告されています。
ただし安心すべき点もあります。化粧品に配合されるプロポリスエキスは十分に精製されており、20年以上の使用実績の中で重大な皮膚感作の報告はほとんどみあたりません。精製によって不純物が除去され、アレルギーリスクが大幅に低減されているわけです。
初めてプロポリス製品を使う際は、必ずパッチテストを行いましょう。上腕の内側などの柔らかい皮膚に少量を塗布し、24時間経過後に肌の状態を確認します。赤みやかゆみ、ブツブツが出なければ、顔に使用しても問題ありません。
もしアレルギー反応が出た場合は、すぐに使用を中止して洗い流してください。症状が続く場合は、皮膚科を受診する必要があります。
食品安全委員会によるプロポリスの安全性調査報告では、アレルギーリスクと回避方法が詳しく記載されています