ペパーミントエキスの効果と美容成分で肌ケア

ペパーミントエキスの効果と美容成分で肌ケア

ペパーミントエキスの効果と美容成分

3歳未満の乳幼児にペパーミント製品を使うと咽頭痙攣を起こす可能性があります


この記事の3つのポイント
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抗酸化・抗糖化の美容効果

ペパーミントエキスにはAGEs生成を抑制する抗糖化作用があり、肌老化予防に役立つ成分として化粧品に配合されています

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使用時の注意点と禁忌

3歳未満の乳幼児には咽頭痙攣のリスクがあり、敏感肌の方は低濃度から試すなど、安全な使い方が重要です

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頭皮ケアと育毛サポート

血行促進や抗菌作用により頭皮環境を整え、育毛ケアにも活用されている植物エキスです


ペパーミントエキスの成分とは


ペパーミントエキスは、セイヨウハッカ(学名:Mentha piperita)の葉から抽出される植物エキスです。別名はコショウハッカとも呼ばれ、ヨーロッパ原産のシソ科の多年草から得られます。このエキスの主要成分はメントールで、含有量は約46~50%程度とされています。


メントール以外にも、メントン、1,8-シネオール、酢酸メンチルなどの精油成分が含まれています。さらにタンニンやフラボノイド類も含まれており、これらの成分が複合的に美容効果を発揮するというわけです。


化粧品原料としては「セイヨウハッカ葉エキス」という表示名で配合されることが多く、BGやエタノールなどの溶媒で抽出されたものが使用されています。オーガニック栽培されたペパーミントから抽出されたエキスも市場に流通しており、より自然志向の化粧品に配合されています。


ペパーミントエキスは精油(エッセンシャルオイル)とは異なり、水溶性成分も含まれた抽出物です。精油は高濃度で刺激が強いのに対し、エキスは比較的マイルドな使用感が特徴となっています。


化粧品への配合濃度は製品によって異なりますが、研究では5%濃度での有効性が確認されているケースもあります。


つまり適切な濃度で使えば効果的ということですね。


セイヨウハッカ葉エキスの成分組成と配合目的について詳しく解説した専門サイト


ペパーミントエキスの抗酸化・抗糖化作用

ペパーミントエキスには、肌老化の二大原因である「酸化」と「糖化」の両方に対抗する力があります。抗酸化作用としては、SOD様活性やDPPHラジカル消去作用が確認されており、活性酸素による肌ダメージを防ぐ働きが期待できます。


より注目すべきは抗糖化作用です。糖化とは、タンパク質と糖が結びついてAGEs(終末糖化産物)という老化物質が生成される反応のこと。AGEsが蓄積すると肌の黄ぐすみやハリ低下の原因になります。ペパーミントエキスはこのAGEs生成を抑制することが研究で明らかになっています。


一丸ファルコス社が開発した「スプリングミント」というペパーミントエキスは、肌老化の新たなメカニズムにアプローチします。肌細胞から放出される細胞外ATP(eATP)という物質が、実は肌の菲薄化(皮膚が薄くなること)を引き起こすのですが、ペパーミントエキスはこのeATPの放出を抑制するのです。


皮膚が薄くなると、バリア機能が低下し、シワやたるみが目立ちやすくなります。ペパーミントエキスで肌の厚みを保つことができれば、エイジングケアの強い味方になるでしょう。


研究では、すでにできてしまったシワやほうれい線の改善にも役立つ可能性が示されています。予防だけでなく改善も期待できるということですね。


ペパーミントエキスの抗老化作用に関する一丸ファルコスの研究開発ストーリー


ペパーミントエキスのスキンケア効果

ペパーミントエキスには抗炎症作用があり、ニキビや肌荒れといったトラブルのケアに役立ちます。メントールの冷感作用により、日焼け後や炎症でほてった肌を落ち着かせる効果も期待できるでしょう。


抗菌作用も持ち合わせているため、肌を清潔に保ち、ニキビの原因菌の増殖を抑える働きがあります。過剰な皮脂分泌を調整する収れん作用もあり、脂性肌やテカリが気になる方のスキンケアに適しています。


興味深いのは、敏感肌にも使える可能性があるという点です。一丸ファルコスの研究では、敏感肌の被験者のほうれい線に5%セイヨウハッカ葉エキスを5日間塗布した試験で、皮膚刺激が認められなかったという結果が出ています。


ただし、これはエキスの場合であり、精油(エッセンシャルオイル)は別物です。精油は成分が濃縮されているため、皮膚刺激が強く、必ず希釈が必要になります。


メントールの清涼感は、スキンケアの使用感を高める効果もあります。暑い季節のケアや、リフレッシュしたいときのスキンケアに取り入れると、心地よい爽快感が得られるでしょう。


毛穴を引き締める作用もあるため、毛穴の開きが気になる方にも向いています。弱酸性のpHにより毛穴をしっかりと引き締めますというわけです。


ペパーミントのスキンケア効果について皮膚科専門医の視点から解説した記事


ペパーミントエキスの頭皮ケアと育毛効果

ペパーミントエキスは、頭皮ケアや育毛分野でも注目されています。


最も重要な作用は血行促進効果です。


頭皮の血流が増加すれば、毛根に届く栄養や酸素の量が増え、健康な髪の成長をサポートできます。


抗男性ホルモン作用による育毛効果も期待されており、AGAケアに役立つ可能性が研究されています。実際、海外の研究ではペパーミントオイルがミノキシジルに匹敵する発毛効果を示したという報告もあるほどです。


頭皮の健康維持という面でも優れています。抗菌作用や抗炎症作用により、フケや頭皮の炎症を抑える効果が期待できるためです。頭皮環境が整えば、健康な髪の成長を促す基盤が作られます。


メントールの冷却効果は、頭皮のほてりやかゆみを和らげるのに役立ちます。シャンプーやスカルプローション、育毛剤などに配合されることが多く、使用時の爽快感も人気の理由です。


デルメッドのヘアエッセンスは、2022年にペパーミントエキスを育毛ケアサポート成分として新たに配合しました。頭皮環境を整えながら、髪のボリュームアップにアプローチする製品設計になっています。


頭皮マッサージと組み合わせると、さらに血行促進効果が高まります。ペパーミント配合のスカルプトニックでマッサージすれば、リフレッシュしながら頭皮ケアができますね。


ペパーミントの薄毛への効果について美容師の視点から解説した記事


ペパーミントエキスの使用上の注意点

ペパーミントエキスには重要な禁忌事項があります。最も注意すべきは、3歳未満の乳幼児への使用です。メントールが咽頭の痙攣を引き起こす可能性があるため、絶対に避けなければなりません。これは単なる推奨ではなく、安全性の観点から厳守すべきルールです。


妊娠中の女性も注意が必要です。ペパーミント精油には子宮収縮を促す可能性があるとされ、特に妊娠初期は使用を控えるべきでしょう。授乳中も、赤ちゃんへの影響を考慮して使用量に気をつける必要があります。


皮膚刺激性についても理解しておくことが大切です。特に精油(エッセンシャルオイル)は高濃度で使用すると刺激が強いため、必ずキャリアオイルで1%以下に希釈してから使用してください。


顔に使う場合は0.5%以下がおすすめです。


長期使用のリスクも指摘されています。カナダ保健省の基準では、ペパーミントを2週間以上続けて服用してはいけないと警告しています。これは経口摂取の話ですが、外用でも長期・広範囲の使用は避けるのが賢明でしょう。


胃食道逆流症(GERD)や胃潰瘍を持つ方は、ペパーミントにより症状が悪化する可能性があります。下部食道括約筋を弛緩させる作用があるためです。持病がある方は注意してくださいということですね。


アレルギー反応も稀ですが起こり得ます。初めて使用する際は、パッチテストを行い、発疹や息苦しさなどの症状が出た場合はすぐに使用を中止してください。目の周りや粘膜への使用は刺激が強いため避けましょう。


化粧品に配合されたペパーミントエキスは、精油よりも刺激が少ないとされています。それでも敏感肌の方は、低濃度の製品から試すか、ペパーミントウォーター(ハイドロゾル)のようなさらにマイルドな形態を選ぶと良いでしょう。


ペパーミントオイルの安全性と副作用に関する厚生労働省eJIMの医療者向け情報




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