

スキンケアをどれだけ頑張っても、肌の内側から変わらないと感じているなら要注意です。
「藻」と聞くと、少し地味なイメージを持つ人もいるかもしれません。でも、クラマスブルーグリーンアルジーはただの藻ではありません。
クラマスブルーグリーンアルジーの正式名称は「AFAブルーグリーンアルジー(Aphanizomenon Flos Aquae)」。ギリシャ語で「目に見えない水の中の花」という意味を持ちます。約35億年前——恐竜が存在するはるか以前、地球にまだ酸素がなかった時代に誕生した、地球最古の生命体のひとつです。
そして現在、この藻が自生しているのは世界でたった1か所。アメリカ・オレゴン州南部に位置する「アッパークラマス湖」だけです。人工培養が不可能であることから、希少性が非常に高い素材として知られています。つまり天然100%が原則です。
アッパークラマス湖は海抜約1,000mにある淡水湖で、湖底には7,700年前の火山活動によって堆積したミネラル豊富な火山灰が約9〜10メートルの層を形成しています。年間約300日が晴天という恵まれた環境で豊富な太陽エネルギーを吸収し、クレーターレイクからの清冽な雪解け水が絶えず流入しています。周辺は自然保護区に指定されており、世界最高水準の水質検査が毎年実施されるほど、清潔な環境が保たれています。
この湖で育つクラマスブルーグリーンアルジーは、ビタミン13種・ミネラル50種以上・アミノ酸20種・脂肪酸4種・色素3種を含む、合計89種類もの栄養素を人体の理想バランスに近い比率で保有しています。これは意外ですね。スーパーフードの代名詞として知られるスピルリナが約60種類、ユーグレナが59種類であることを考えると、ブルーグリーンアルジーの栄養の豊かさがよくわかります。
さらに、藍藻類は細胞壁が非常に薄いため、体内吸収率が98%にも達するとされています。一般的な食品の吸収率と比べると、その効率の高さは格段に違います。
ブルーグリーンアルジーの成分詳細・栄養素一覧(ドクターズチョイス)
クラマスブルーグリーンアルジーが美容界で注目を集めている一番の理由は、「幹細胞に直接アプローチできる」という点にあります。
まず「幹細胞」とは何かを整理しましょう。幹細胞とは、自分とまったく同じ細胞を複製する能力と、別の種類の細胞に変化できる能力を持つ特別な細胞のことです。再生医療で話題の「iPS細胞」も幹細胞の一種であり、肌においては「線維芽細胞」を生み出す役割を担っています。この線維芽細胞こそが、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸という肌のハリを支える3大成分を作り出す源です。
加齢とともに幹細胞の働きは弱まります。すると線維芽細胞が減少し、コラーゲンの生成量が落ち、肌はたるみやシワへと向かっていきます。ここに効くのがクラマスブルーグリーンアルジー固有の成分「セレクチンリガンド」です。
セレクチンリガンドは幹細胞を活性化・増殖させる働きを持っています。アンチエイジング研究の第一人者である白澤卓二博士(順天堂大学院医学研究科)の報告によれば、12人の健常人がAFAブルーグリーンアルジーを経口摂取した結果、わずか60分後に末梢血の幹細胞が25%も増加したというデータがあります。これは使えそうです。
次に注目したいのが「フィコシアニン」という青色色素。フィコシアニンはビタミンCと比較して20倍もの抗酸化作用を持つとされており、活性酸素を除去して肌老化を防ぐ力があります。紫外線や食生活の乱れで増えやすい活性酸素を強力にブロックできるという点で、現代の美容ニーズにぴったりです。
さらに、クラマスブルーグリーンアルジーには「フェニルエチルアミン(PEA)」という成分も含まれています。PEAは「ときめきホルモン」とも呼ばれる脳内物質で、恋をした時に分泌されると言われるもの。PEAの分泌によって成長ホルモンが促進され、新陳代謝の活性化・肌のターンオーバー改善・髪のツヤアップといった美容効果が期待されています。「恋は最高の美容液」という言葉は、あながち比喩ではないのかもしれません。
幹細胞と若返りの関係・白澤卓二氏によるAFAブルーグリーンアルジー研究レポート(Colorda)
スピルリナやクロレラを飲んだことがある方なら「同じ藻の仲間でしょ?」と感じるかもしれません。確かに同じ藻類ですが、クラマスブルーグリーンアルジーとの間には決定的な差があります。
最も大きな違いは「天然か養殖か」という点です。市場に出回っているスピルリナやクロレラの多くは、コンクリートやプラスチック製のタンクで人工的に養殖されています。ミネラル分なども人工的に補充されるため、自然界で育つものとは栄養の質が異なります。一方のクラマスブルーグリーンアルジーは、アッパークラマス湖の完全自然環境でしか育たず、人工培養は不可能です。野生の恵みそのものです。
栄養素の数にも大きな差があります。スピルリナ・クロレラがそれぞれ約50〜60種類の栄養素を含むのに対し、クラマスブルーグリーンアルジーは89種類もの栄養素をバランスよく保有しています。クロレラやスピルリナが持つ良い成分の多くをクラマスブルーグリーンアルジーもカバーしているという点も見逃せません。
以下に主要な違いをまとめました。
| | クラマスブルーグリーンアルジー | スピルリナ | クロレラ |
|---|---|---|---|
| 栄養素の種類 | 89種 | 約60種以上 | 約50種 |
| 生産方法 | 天然・完全自生 | 主に人工養殖 | 人工養殖 |
| アミノ酸の種類 | 20種(必須9種すべて含む) | 18種 | 18種 |
| 幹細胞増殖成分 | ◎ セレクチンリガンドあり | なし | なし |
| 吸収率 | 約98% | 高い | 細胞壁処理が必要 |
吸収率が高い理由は、細胞壁の構造にあります。クラマスブルーグリーンアルジーの細胞壁はグリコーゲンで構成されており非常に薄く壊れやすいため、消化・吸収がスムーズです。クロレラのように「細胞壁を破砕処理しないと吸収できない」という問題も起きません。吸収率が条件です。
これが長く美容家たちに愛される理由のひとつです。
藻活の美肌効果・3種の藻の比較(ユーグレナ・スピルリナ・ブルーグリーンアルジー)
ここからは、サプリとしての「内側からのケア」だけでなく、スキンケアとしての「外側からのケア」についても触れておきたいと思います。
クラマスブルーグリーンアルジーは「飲むもの」というイメージが強いかもしれませんが、現在は配合コスメも登場しています。これは意外な選択肢ですね。セレクチンリガンドのような幹細胞に働きかける成分を直接肌に届けるという発想のコスメは、アンチエイジングの文脈で特に注目を集めています。
「外塗り」と「内服」の両面からアプローチすることで、肌の深い部分からと表面からの二重のケアが実現します。外から補うだけのヒアルロン酸クリームとは根本的に異なる作用です。
たとえばBGA(ブルーグリーンアルジー)発酵液を78%配合した導入美容液や、BGA発酵液を主原料にしたオールインワンセラムなど、国内でも少しずつ専門コスメが増えてきています。導入美容液として洗顔後すぐに使うことで、後に使う化粧水や美容液の浸透をサポートするタイプのものが代表的です。
ただし、こうした専門コスメはまだ市場に多くはなく、「ブルーグリーンアルジー配合」を謳う製品の中でも成分濃度や配合比率に差があります。成分表示でAFAブルーグリーンアルジー(藍藻エキス)が上位に記載されているかどうかを確認するのが選択の目安です。成分の位置が後ろにあるほど、配合量は少ないと判断できます。これが基本です。
ブルーグリーンアルジーのスキンケアへの活用・40代以上の肌再生をサポートする理由(BGA公式ブログ)
クラマスブルーグリーンアルジーをいざ生活に取り入れようとすると、「いつ飲めばいい?」「どんな形態がいい?」という疑問が出てきます。
市場に出回っているクラマスブルーグリーンアルジーの商品は大きく3タイプです。
- カプセル・タブレットタイプ:持ち運びに便利で、独特の藻の香りが気になる人向け。1日あたり2〜6粒が目安量。
- パウダータイプ:1日1g(小さじ1/2杯程度)を水に溶かして飲む。はがきの横幅くらいの小さじ1/2杯に、89種類もの栄養素が詰まっているということです。
- 液体タイプ(冷凍・冷蔵):最も「生」に近い形で摂取できるが、要冷凍・冷蔵のため保管に注意が必要。
摂取タイミングとして推奨されているのは、朝の空腹時です。クラマスブルーグリーンアルジーはたんぱく質を約70%含んでいるため、朝にしっかりたんぱく質を摂ることで代謝を上げる狙いがあります。さらに空腹時は消化器への負担が少なく吸収率が高まるため、98%という高吸収の恩恵を最大限に受けられます。
摂り始めて最初の1週間は、少量から始めるのが安心です。これは好転反応(いわゆるデトックス反応)が出る場合があるためで、体がデトックスに慣れていないとだるさや軽い頭痛を感じることがあります。少量から始めて体の反応を見るのが条件です。
また、葉緑素(クロロフィル)を豊富に含むため、便の色が一時的に緑になることがありますが、これは正常な反応なので心配不要です。
長期的に摂り続けることで効果を実感しやすいとされており、肌の変化を感じるには一般的に1か月以上の継続摂取が目安といわれています。効果の出方には個人差があるため、まず3か月を目標にすると良いでしょう。
ブルーグリーンアルジーの飲み方・摂取量に関するよくある質問(E3Live Japan公式)