

DHCは美容と健康のサプリメント大手ですが、実はフェルラ酸単体のサプリメントは販売していません。
DHCのサプリメントをチェックしてみると、ビタミンC、ビタミンE、コラーゲンなど美容系サプリは充実しています。しかし残念ながらフェルラ酸を主成分としたサプリメントは、DHCの公式ラインナップには含まれていません。どういうことでしょうか?
これはDHCの商品戦略に理由があります。DHCは美容と健康の基礎的なビタミン・ミネラル系サプリに注力しており、フェルラ酸のような特定機能性成分は他社が先行して開発しているためです。
フェルラ酸サプリを探している方には、ファンケルの「フェルラ酸」やグロービア社の「フェルガード」シリーズが代表的な選択肢となります。ファンケルのフェルラ酸は1箱30日分で約9,000円、米ぬか由来のフェルラ酸にα-GPCといちょう葉エキスを配合した製品です。フェルガード100Mは日本認知症予防学会が認定したサプリメントで、医療機関でも取り扱われています。
DHCで美容サプリを探していた方は、目的に応じて製品を選び分けることが大切です。美白やアンチエイジングが目的なら、DHCのビタミンCやビタミンEと併用する形で、他社のフェルラ酸サプリを追加するのが効率的ですね。
フェルラ酸は米ぬかや小麦ふすまに含まれるポリフェノールの一種で、美容業界で「美容ポリフェノール」と呼ばれるほど注目されています。その最大の特徴は、ビタミンCやビタミンEを上回る強力な抗酸化作用です。
抗酸化作用とは、紫外線や大気汚染によって体内で発生する活性酸素を除去する働きのこと。活性酸素は肌の老化、シミ、シワの原因となる厄介な存在です。フェルラ酸はこの活性酸素を効率的に除去し、肌細胞を保護します。
具体的な美容効果として以下が挙げられます。メラニン生成を抑制することで、シミやくすみの予防に働きかけます。フェルラ酸はチロシナーゼという酵素の働きを弱め、メラニン色素の生成を抑える仕組みです。さらに天然の紫外線吸収剤としての性質もあり、紫外線ダメージから肌を守る日焼け止め効果も期待できます。
つまり予防効果が中心ということですね。
フェルラ酸の美容効果を最大化したい場合は、ビタミンCやビタミンEとの併用が推奨されます。フェルラ酸はこれらのビタミンと組み合わせることで相乗効果を発揮し、抗酸化力がさらに向上することが研究で確認されています。DHCでビタミンC(約250円/30日分)やビタミンE(約290円/30日分)を購入し、他社のフェルラ酸サプリと組み合わせるのが、コストパフォーマンスに優れた方法です。
美容面だけでなく、フェルラ酸は認知機能のサポートでも大きな注目を集めています。特にアルツハイマー型認知症の予防効果に関する研究が活発に行われています。
アルツハイマー型認知症の主な原因は、脳内にアミロイドβというタンパク質が蓄積することです。フェルラ酸はこのアミロイドβの生成を抑制し、既に蓄積したアミロイドβによる神経細胞の損傷も防ぐ働きがあることが分かっています。
実際の研究データを見てみましょう。軽度認知障害(MCI)と診断された65歳以上の高齢者68名を対象とした臨床試験では、フェルラ酸を含むサプリメントを6ヶ月間摂取したグループで、認知機能の低下が緩和されたという結果が報告されています。記憶力、特に日時や場所・人物を思い出す力、覚えた単語を思い出す力の向上が確認されました。
これは使えそうです。
日本認知症予防学会が認定しているフェルガード100Mは、フェルラ酸とガーデンアンゼリカという2つの天然成分を特別配合した製品です。1日分にフェルラ酸200mgが含まれており、これが推奨摂取量の目安となっています。ファンケルのフェルラ酸も同様に、認知機能維持を目的とした設計になっています。
美容目的でフェルラ酸を摂取する方も、同時に認知機能のサポートという副次的メリットが得られるのは魅力的ですね。
フェルラ酸は自然界に存在する成分で、特定の食品に多く含まれています。代表的なのが玄米、小麦ふすま、大麦、トウモロコシなどの穀物類です。特に玄米の胚芽や表皮、小麦のふすま部分に豊富に含まれています。
白米と玄米を比較すると、その差は歴然です。白米は精製過程で胚芽や表皮が取り除かれるため、フェルラ酸の含有量はごくわずかになってしまいます。一方、玄米1杯(約150g)には数mg程度のフェルラ酸が含まれていますが、サプリメントの推奨量である200mgを食品だけで摂取するのは現実的に難しいのです。
計算してみましょう。仮に玄米1杯に3mgのフェルラ酸が含まれているとすると、200mgを摂取するには約67杯の玄米を食べる必要があります。
これは現実的ではありませんね。
食事でフェルラ酸を意識するなら、白米を玄米や雑穀米に切り替える、全粒粉のパンを選ぶ、米ぬかを使った食品を取り入れるといった工夫が基本です。コーヒーにも微量のフェルラ酸が含まれていますが、これも補助的な摂取源と考えるべきでしょう。
安定的に十分な量のフェルラ酸を摂取したい場合は、やはりサプリメントが最も効率的です。食事からの自然な摂取とサプリメントによる補給を組み合わせることで、美容と健康の両面で効果的なアプローチができます。
ただし注意点として、玄米は食物繊維が豊富なため、胃腸が弱い方や消化力が低下した高齢者には負担になる場合があります。自分の体調に合わせた摂取方法を選ぶことが大切ですね。
DHCにフェルラ酸サプリがない以上、他社製品から自分に合ったものを選ぶ必要があります。
選び方のポイントを押さえておきましょう。
まず配合量を確認します。認知機能サポートを目的とした研究では、1日200mgのフェルラ酸摂取が推奨されています。製品によってはこの量を下回るものもあるため、成分表示をしっかりチェックすることが必須です。
次に配合成分の組み合わせに注目します。フェルラ酸単体よりも、他の成分と組み合わせた製品の方が効果的な場合があります。ファンケルの製品はα-GPC(記憶力サポート成分)といちょう葉エキス(血流改善)を配合、フェルガードシリーズはガーデンアンゼリカを組み合わせています。
これらは相乗効果を狙った設計です。
価格帯も重要な判断基準です。フェルラ酸サプリは一般的に1ヶ月3,000円〜9,000円程度の価格帯に設定されています。ファンケルは約9,000円/月とやや高価格帯、一方で200mgのフェルラ酸単体製品なら3,000円前後で入手可能です。継続摂取が前提となるため、自分の予算に合った製品選びが継続の鍵となります。
信頼性の観点では、日本認知症予防学会認定のフェルガードシリーズや、大手メーカーのファンケル製品が安心感があります。医療機関で取り扱われているかどうかも、製品の信頼性を測る指標になりますね。
目的別のおすすめとしては以下の通りです。
🔹 美容メインの方:DHCのビタミンC・Eサプリ(月500円程度)+ 低価格フェルラ酸サプリ(月3,000円程度)の組み合わせでコスパ重視
🔹 認知機能重視の方:ファンケル フェルラ酸またはフェルガード100Mで実績ある製品を選択
🔹 総合的なケア:ファンケル フェルラ酸で美容と認知機能の両方をカバー
継続できる価格帯で、目的に合った成分配合の製品を選ぶことが成功の秘訣です。
フェルラ酸は植物由来の天然成分で、重篤な副作用の報告はほとんどありません。しかし、どんなサプリメントにも個人差による影響や注意すべきポイントがあります。
報告されている軽度の副作用として、便秘、多尿、イライラ、お腹がゆるくなる、お腹が張る、湿疹、食欲低下などがあります。これらは一部の人に現れる可能性がある症状で、体質や摂取量によって個人差があります。もし何らかの不調を感じた場合は、摂取を中止して医師に相談することが重要です。
副作用がほとんどないのが基本です。
他のサプリメントとの併用については、基本的に問題ありません。特にビタミンCやビタミンEなどの抗酸化系サプリとの併用は相乗効果が期待できるため、むしろ推奨されています。ただし、抗酸化作用が強いため、複数の抗酸化サプリを大量に摂取する場合は、医師や薬剤師に相談した方が安心です。
妊娠中・授乳中の方、持病がある方、医薬品を服用中の方は、フェルラ酸サプリを始める前に必ず医師に相談してください。特に抗凝固薬や血圧の薬を服用している方は、相互作用の可能性を確認する必要があります。
摂取量の目安は1日200mgです。これを大幅に超える量を長期間摂取することは避けるべきでしょう。「多く摂れば効果が高まる」という考え方は誤りで、適量を継続することが最も効果的なアプローチです。
保管方法にも注意が必要です。フェルラ酸は光や熱に弱い性質があるため、直射日光を避け、涼しい場所で保管してください。開封後は湿気に注意し、なるべく早く使い切ることをおすすめします。
効果を実感するまでの期間は個人差がありますが、一般的に美容効果で1〜3ヶ月、認知機能のサポートでは3〜6ヶ月の継続摂取が目安とされています。即効性を期待せず、じっくりと継続することが大切ですね。
DHCにフェルラ酸サプリはありませんが、ファンケルやフェルガードなど信頼できる代替品が複数存在します。美容と認知機能の両方をサポートするフェルラ酸は、ビタミンCやビタミンEとの併用でさらに効果を高められます。自分の目的と予算に合わせて製品を選び、継続的に摂取することで、健やかな毎日をサポートしてくれるでしょう。