アスパラギン酸効果で肌の保湿とターンオーバー促進を実現

アスパラギン酸効果で肌の保湿とターンオーバー促進を実現

アスパラギン酸効果で肌の保湿とターンオーバー

L型でなくD型のアスパラギン酸を選ばないと肌への効果が半減します


この記事の3つのポイント
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天然保湿因子NMFの主要成分

アスパラギン酸は角質層の水分を保持し、肌のバリア機能を支える天然保湿因子の約5%を占める重要なアミノ酸です

ターンオーバーを正常化

新陳代謝を活発にして肌の生まれ変わりサイクルを28日周期に近づけ、シミやくすみを予防する働きがあります

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D型とL型で効果に違いあり

資生堂の研究でD-アスパラギン酸はL型より優れた抗酸化効果とコラーゲン産生促進効果を持つことが判明しました


アスパラギン酸が肌の保湿機能を支えるメカニズム


アスパラギン酸は、私たちの肌が本来持っている保湿力を支える重要なアミノ酸です。角質層に存在する天然保湿因子(NMF:Natural Moisturizing Factor)の約5%を占めており、水分を抱え込んで蒸発しにくい状態に保つ働きをしています。


NMFは角質細胞の中に存在し、水の分子と非常に結合しやすい性質を持っています。一旦水と結合すると、とても蒸発しにくい水になるのが特徴です。つまり保湿クリームで外側から潤いを与えても、このNMFが不足していると肌内部の水分は保持できません。


アスパラギン酸はこのNMFの構成成分として、角質の水分保持力を高める役割を果たしています。分子が小さく水溶性であるため、角質層に浸透しやすく、肌のバリア機能を維持するのに役立つのです。保湿の三大因子と呼ばれるNMF、角質細胞間脂質、皮脂膜のうち、最も内側で働く成分の一つということですね。


乾燥が気になる方は、アスパラギン酸を含むアミノ酸系化粧品を選ぶことで、肌本来の保湿機能をサポートできます。化粧水や美容液の成分表示をチェックする習慣をつけると良いでしょう。


化粧品成分オンライン - アスパラギン酸の詳細な配合目的と安全性データ


アスパラギン酸が肌のターンオーバーを促進する仕組み

アスパラギン酸は、肌の新陳代謝を活発にする働きがあります。通常、健康な肌は約28日の周期で新しい細胞に生まれ変わっていますが、年齢とともにこのサイクルは長くなり、30代では約40日、40代では約45日以上かかるようになります。


このターンオーバーの遅れが、シミやくすみ、肌のごわつきといった肌トラブルの原因になるのです。どういうことでしょうか?古い角質が肌表面に留まり続けることで、メラニン色素が排出されずに蓄積し、透明感が失われてしまうからです。


アスパラギン酸は、TCA回路(クエン酸回路)という体内のエネルギー生成システムに働きかけ、細胞の活動を活性化させます。これによりタンパク質の合成が促進され、肌細胞の生まれ変わりがスムーズになるのです。シミやそばかすの予防につながるというわけですね。


20代の頃のような28日周期に完全に戻すのは難しいものの、アスパラギン酸を適切に摂取することで、年齢とともに長くなったターンオーバーを少しでも正常に近づけることは可能です。内側からも外側からもアプローチすることで、より効果的にターンオーバーをサポートできます。


食事でアスパラギン酸を摂る場合、吸収を高めるためにビタミンCやビタミンEを含む食材と一緒に食べると良いでしょう。アスパラガスをレモン汁で和えたり、トマトと一緒にサラダにするなど、組み合わせを工夫してみてください。


D-アスパラギン酸とL-アスパラギン酸の美容効果の違い

アスパラギン酸には、鏡に映したような関係にある「D型」と「L型」という2つのタイプが存在します。この構造の違いが、美容効果に大きな差を生むことが最新の研究で明らかになっています。


資生堂と九州大学の共同研究によると、D-アスパラギン酸はL-アスパラギン酸より優れた抗酸化効果を持ち、皮膚機能を低下させる酸化を防ぐ力が大きいことが判明しました。さらに、肌のハリや弾力に欠かせないコラーゲンの産生を促進する美肌効果も確認されています。結論はD型の方が美容効果が高いということです。


ヒトの体内では、通常L型アミノ酸が主に働いていますが、皮膚の角層には遊離型のD-アスパラギン酸が存在しています。このD-アスパラギン酸は、加齢とともに減少することが分かっており、肌の老化と密接に関係していると考えられているのです。


資生堂の実験では、D-アスパラギン酸を真皮コラーゲン線維に添加すると、無添加やL-アスパラギン酸を添加した場合に比べて、線維が太くしっかりすることが可視化されました。つまり、ハリのある若々しい肌を維持するには、D-アスパラギン酸の補給が重要だということですね。


D-アスパラギン酸を多く含む食材としては、発酵食品が挙げられます。資生堂の調査では、約300種類の食材を分析した結果、特定の発酵食品や調味料にD-アミノ酸が豊富に含まれていることが分かっています。黒酢などの発酵調味料を日常的に取り入れることで、D-アスパラギン酸を効率的に摂取できます。


資生堂の研究論文 - D-アスパラギン酸のコラーゲン線維束形成促進効果


アスパラギン酸を多く含む食品とおすすめの摂取方法

アスパラギン酸を効率的に摂取するには、どのような食品を選べば良いのでしょうか。含有量が多い食品をランキング形式で見ていくと、意外な食材が上位に並んでいます。


最も多いのはかつおぶしで、100gあたり7200mgものアスパラギン酸が含まれています。次いで高野豆腐(6300mg)、ゼラチン(5500mg)、きな粉(4400mg)と続きます。動物性タンパク質だけでなく、大豆製品にも豊富に含まれているのが特徴です。


野菜の中では豆類の含有量が多く、そらまめ(1100mg/100g)、グリーンピース(630mg)、さやえんどう(470mg)、そしてアスパラガス(430mg)が挙げられます。アスパラガスという名前の由来になった野菜ですが、実は豆類の方が含有量は多いのですね。


魚介類では、さくらえび、たらなどが良い供給源です。


肉類では鶏肉や豚肉に多く含まれています。


これは使えそうです。


アスパラギン酸の摂取目安量について、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」では特に定められていません。体内で合成できる非必須アミノ酸であり、タンパク質の代謝のため比較的すぐに消費されるため、日常生活において過剰摂取の心配はほとんどないのです。


ただし、サプリメントから摂取する場合は注意が必要です。カプセルタイプなら1日2~4粒、パウダータイプなら1日3gが一般的な目安とされています。過剰摂取すると、胃痛や下痢などの消化器系の問題が生じる可能性があるため、用法用量を守りましょう。


食事からバランス良く摂取する場合、かつおぶしを使った出汁や、豆腐・納豆などの大豆製品を毎日の食事に取り入れるのが現実的です。アスパラガスは旬の春に積極的に食べると、新鮮で栄養価も高い状態で楽しめます。


アスパラギン酸配合化粧品を選ぶ際のポイント

化粧品に配合されるアスパラギン酸は、主に保湿成分や肌荒れ防止剤として使用されています。角質層の水分保持能力を高め、肌のバリア機能をサポートする目的で配合されるのです。


化粧品を選ぶ際は、成分表示を確認する習慣をつけましょう。アスパラギン酸は「アスパラギン酸」または「アスパラギン酸Na」などの名称で記載されています。ポリアスパラギン酸Naという形で配合されている製品もあり、こちらは保湿効果がさらに高められた形態です。


アミノ酸系化粧品のメリットは、肌への刺激が少ないことです。化粧品配合量および通常使用下において、皮膚刺激性および皮膚感作性は一般に問題のない成分とされています。敏感肌の方でも比較的安心して使えるのが特徴ですね。


一方、デメリットを挙げるとすれば、セラミドヒアルロン酸などと比較して、保湿力がやや低いということです。そのため、アスパラギン酸単独ではなく、他の保湿成分と組み合わせて配合されている製品を選ぶのがおすすめです。


また、アスパラギン酸を含む疎水性アミノ酸は、皮膚透過性が低いという特徴があります。表面に留まって保湿効果を発揮するため、即効性のある効果は期待できますが、経皮吸収による深部への作用は限定的です。つまり、塗るだけでなく食事からも摂取することで、内側と外側の両方からアプローチすることが効果的だということですね。


化粧品を選ぶ際は、アスパラギン酸の配合順位もチェックポイントです。成分表示は配合量の多い順に記載されているため、上位に記載されているほど配合量が多いと判断できます。保湿効果を重視するなら、比較的上位に記載されている製品を選ぶと良いでしょう。


アスパラギン酸配合の化粧水を使う場合、洗顔後すぐに塗布することで、角質層への浸透が高まります。手のひらで温めてから肌に優しく押し込むように塗布する方法もおすすめです。その後、乳液やクリームで蓋をすることで、水分の蒸発を防ぎ、保湿効果を持続させることができます。


美容に興味がある方なら、スキンケアの基本として、アミノ酸系成分の役割を理解しておくことは大切です。アスパラギン酸はその中でも、天然保湿因子の主要成分として、肌の健康維持に欠かせない存在なのです。




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